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共通事項

グレースケールモードで作成する際、画面上ではK1%~100%まで着色可能です。

しかしながら、実際の印刷では【薄い色はかすれたり、色が飛び気味に】なったり【濃い色は潰れ気味に見えたり】します。

お客様が作成しているデータは発光体であるモニタ越しに見てますので明るめに認識されますが、実際の印刷物では全体的に暗めになります。これはカラー印刷でも同じ結果となりますが、カラー印刷とは異なりモノクロ1色の本文では結果がより顕著に見えてしまいます。

グレースケールモードで原稿を作成する場合は、上記の点を予めご了承ください。

オフセット印刷・オンデマンド印刷共に推奨の濃度は【K10~80%】となります。

なお、再現性については機械状態やデザインによっても見え方が変わります。

また、濃度に関してはデータチェックの対象外となりますので出力結果を事前に確認したい場合は試し刷りサービスをご検討ください。



サンライズの印刷ガイドブックには様々な濃度の比較チャートを掲載しておりますので、是非ご参照ください。

オフセット印刷の場合

低濃度/オフセット印刷の場合

安定して出力出来る濃度は10%以上となりますが、オフセット印刷の場合はそれ以下の低濃度も再現される場合が多いです。
画面上では見えにくい3~5%程度のゴミや下書き線も印刷した際に薄く見える場合があります。
特に背景が真っ白の状態で下書き線が残っていると目立ちますのでご注意ください。

高濃度/オフセット印刷の場合

安定して出力出来る濃度は90%程度までです。
90%以上の濃度や、色の差が10%未満の場合(背景ベタ90%に85%の線画など)は、製版が可能でも肉眼で認識が困難になる場合があります。
濃いめの背景に文字やイラストを配置したい場合は10%以上の濃度差を確保した方が視認し易いです。

オンデマンド印刷の場合

低濃度/オンデマンド印刷の場合

安定して出力出来る濃度は10%以上となります。
特にオンデマンド印刷の場合、低濃度はかすれ気味になり易い為、顔の影や髪の毛等、消えて困る部分はある程度の濃度を確保してください。
1~9%までのグラデーション等、再現はかなり困難となります。

高濃度/オンデマンド印刷の場合

安定して出力出来る濃度は80%程度までです。
80%以上の濃度や、色の差が10%未満の場合(背景ベタ90%に85%の線画など)、かなり潰れる可能性が高い為、お勧め出来かねます。
濃いめの背景に文字やイラストを配置したい場合は10%以上の濃度差を確保した上で、出来るだけ濃い色の組み合わせは避けてください。