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【サンライズの技術紹介】

2023.11.08技術紹介

Vモードの存在理由

サンライズと言えば、オフセットカラー印刷が特徴的です。

カラー原稿は通常CMYKの4色で再現されますが、サンライズでは色鮮やかなカラーインキを使用した原稿に対応して、1990年代から蛍光ピンクを補色で加えた5色カラーをメイン商品として扱ってきました。
デジタル化が進み、お客様の原稿作成も紙からデジタルに移行が始まった頃、5色カラーのニーズは減少し4色カラーでの発注が多くなりましたが、ニーズはPCモニターのRGBに近い色再現へと変化。
そこで4色カラーであっても彩度の高い印刷表現を行える「Vモード」を開発しました。

VモードのインキはM(マゼンタ)に蛍光色を入れた混色を使用し、色バランスが崩れないよう刷版を調整した商品です。
Vモードの優れた点は、肌色やオレンジ、ピンク、パープル系が色鮮やかになります。
Mインクに蛍光色を混ぜると、彩度の恩恵と引き換えに赤系の濃色が再現できなくなったり、グレーバランスを崩してしまうことがあリますが、Vモードではそこを極力犠牲にすることなく色味の調整をかけているため、限りなく5色カラーに近い仕上がりを得ることができます。

現在サンライズのカラーメニューは4色、Vモード、プラスワン(CMYK+特色)、5色カラー(CMYKP合成)の4種からお選びいただけます。(納期や料金が異なりますので自動見積りでご確認ください)

FMスクリーンの恩恵

モアレも軽減FMスクリーン印刷 

サンライズの特徴としてもうひとつ挙げられるのが、FMスクリーンです。

本文原稿が紙からデジタルに移行したことで多く見かけるようになった、アナログ時代にはなかった印刷トラブルの一つが「モアレ」です。
カラー印刷時に網点同士が重なりにくいことで色の濁らないというメリットで採用しているFMスクリーンが、モアレ対策にも有効なため本文用の版にもFMスクリーンを採用しています。
これによってAMスクリーンでモアレになる原稿の8割程度は回避または軽減できており、サンライズの美しい本文印刷の肝となっています。
(今では原稿作成ソフトもモアレ軽減の書き出しができるなどの進化がありますので、そちらもご活用ください)

またFMスクリーンは肉眼では網点を見ることができないほど高精細なので、カラー印刷の場合は写真ライクな仕上がりを得られます。
ですが反面、FMスクリーンには単色のハーフトーンのベタ再現でザラつき感がある、網点が小さすぎるため5%未満の低濃度は肉眼で見えにくい、インキの盛り量が少ないため上質系の特殊紙への印刷時に仕上がりがスカスカに見えるなどのデメリットがあります。

上記の理由より、サンライズでは必要に応じてAMスクリーンも使用しています。

最高峰のオンデマンド印刷機使用

サンライズのオンデマンド印刷は進化が目覚ましい分野です。

トナーの進化、対応できる紙の進化などさまざまありますが、特色対応が大きな変化と言えます。
サンライズではオフセット印刷に迫るクオリティに着目し、いち早く業界最高峰のIridesseを導入し商品開発をしました。
上記機種の強みは鮮やかな特色トナーですが、CMYKの4色カラーの再現の実力も最高品質が得られます。
金、銀、白トナーは印刷物をより個性的に仕上げ、これら不透明色の再現はオンデマンド印刷がオフセット印刷に対して優位であることは間違いありません。

サンライズのお家芸である5色印刷も、Iridesseのピンクトナーによってオンデマンドでの再現が可能と考え、独自のプロファイル設定を加えたサンライズだけの5色再現を実現しています。
(Iridesse、Revoriaには5色印刷用の機能も標準で搭載されていますので他社も5色商品をリリースしていますが、サンライズでは別途で色再現の内部機能をアレンジしたものを搭載しています)
オンデマンドのカラー商品、特色トナー多色刷り商品の進化を是非体験してみてください。

こだわりのアクリル製品

アクリルスマホスタンドオリジナル印刷

サンライズのアクリルグッズは特別なこだわりが詰まった商品です。
つるんとしたカット面へのこだわり、印刷の精細度へのこだわり、アクリル素材へのこだわり。
これらにこだわるからこそ高いクオリティの商品を製作できているのです。
美しいカット面を作るためにはレーザー機の設定などが最適値でなければなりませんし、アクリルグッズで使用するUVインクジェット印刷機も、ちょっとしたことで再現は全く別物の仕上がりとなります。

つまりオペレーションの技術力の差がクオリティの差となる業種。
サンライズの長年の経験に基づく作業技術とオフセット印刷で培った審美眼から高品質が生み出されており、そのクオリティの高さは多くの法人様にも評価され、公式グッズの案件も多数いただいています。

こだわりの印刷再現を、製本物・アクリル製品ともにぜひご体験ください。