1. >
  2. >
  3. 紙原稿

原稿作成方法:紙原稿





カラー原稿の作成

カラー原稿の原稿用紙について

原稿の作成には、「フルカラー用原稿用紙」か、定規等を使用して正しく仕上がりトンボをつけた私製の原稿用紙をご利用ください。

市販の原稿用紙を使われる場合、必ず「フルカラー用原稿用紙」をお使いください。
カラーの印刷では「本文用原稿用紙」の内枠や仕上り線に使われている青いライン等の色もくっきりと再現されてしまいます。ご使用にならないよう、ご注意ください。

私製の原稿用紙を使う場合、使用する紙はできるだけ真っ白で凹凸の少ないものをお勧めします。
淡い紙色や紙の凹凸が大きいものは、スキャンの際に紙の色や凹凸の影を機械が読み取り、そのまま再現をしてしまう可能性があります。

■紙の色による仕上がりの変化

紙の色

当社では、紙原稿は全てスキャン処理を行ってデータ化した原稿で作業を進めます。
その為、スキャン可能なサイズにご注意ください。

■スキャン可能なサイズ

  308 × 435mm ※用紙サイズ含む

 作成時のこすれや汚れ等の修正を希望する箇所や、当社への文字入れ等の指定書は、
 原稿用紙の上にトレーシングペーパーを被せ、その上からお書き下さい。


用紙のしわと貼り込みについて

原稿用紙がしわになったり、別の用紙との貼り込みがされた場合にその箇所に影が出たり、ぼやけてしまいます。特に、貼り込みをした用紙が分厚いと境目の影が顕著に出ます。
また、貼り込んだ用紙の下や原稿用紙の裏面に濃い絵柄や文字があると透けて見える事があります。
これらに関しては当社で修正する事が出来ませんのでご注意ください。

■貼り込み等の印刷見本

貼り込み見本


プリントアウトしたものを原稿に使用した場合

家庭用プリンターなど、データからプリントアウトした原稿は網点の集合体で表現されています。
これをスキャン処理を行ってデータ化すると、網点と画素が干渉してモアレが発生します
当社で作業をする際に極力モアレが目立たない様にスキャン処理等を行ないますが、作業工程上どうしても原稿の再現性が著しく落ちてしまいます。
データがお手元にある場合には、出来るだけデータでのご入稿をお願いいたします。


蛍光色や光沢のある紙について

カラー原稿をデータとして取り込む際に使用するスキャナーの性質上、蛍光色や金・銀等の反射率の高い色や紙を使用すると正確な色が再現できません。
カラー原稿を作成される場合にはこういった色のインク・紙は使用されない様にご注意ください。

当社商品メタリック5・6色でご発注いただく際、銀合成部分はデータ処理の段階で合成作業を行いますので、紙原稿そのものに金や銀などのメタル色で着色しないでください

■蛍光色&光沢色をスキャンした場合の色の変化

蛍光色&光沢色


文字指定の書き方

表紙の文字指定について

指定は原画にトレーシングペーパーを被せ、その上にご記入ください。
その際、トレーシングペーパーには必ず原稿と合わせる為のトンボをご記入ください。
トレーシングペーパーではなく、原画をコピーしたもの等に指定をご記入いただいても構いません。

指定は位置やフォントの大きさ・色・加工等をわかりやすく明記して、ご入稿時にも直接当社担当者にご説明いただくとより確実です。

発注する本のサイズと作成された原稿のサイズが違う場合には、必ず作成された原稿のスケールで指定書をご記入ください。

色の指定はCMYKの%表記でご指定ください。
DIC番号等で指定された場合、類似した色味をCMYK4色(+蛍光ピンク・シルバー※印刷メニューによる)で印刷する為、お客様のイメージと異なる仕上りになる恐れがあります。

■原稿にトレーシングペーパーを重ねる

トレペ重ねる


文字指定の記入例

文字入れを当社で行う際、必要な情報をトレーシングペーパーに記入します。
必要な情報として、文字のサイズ・色・フォントの種類・位置等がわかるようにご指定ください。

■トレーシングペーパー上の文字指定の記入例

文字指定の例
文字入れ見本

■文字加工と仕上がりイメージ

文字加工


モノクロ原稿の作成

モノクロ原稿の原稿用紙について

市販されている本文用原稿用紙には「同人誌用」と「投稿用」の2種類のサイズがあります。
「同人誌用」は用紙サイズが「A4」、仕上がりサイズが「B5」で出来ており、主にB5サイズ以下の原稿(B5・A5・B6等)を作成する際に使用されます。
「投稿用」は用紙サイズが「B4」、仕上がりサイズがA4よりも少し大きい「220×310mm」で出来ており、主にA4・B5サイズの原稿を作成する際に使用されます。
仕上がりが原稿用紙の仕上りサイズ以下の場合、いずれも印刷所が縮小して製版作業を行います。

基本として発注される本と同じ、もしくは一回り大きめの原稿用紙をご使用ください。
A5・B6などの小さいサイズの原稿を「投稿用」で作成すると、縮小率の関係で細かいトーン等が再現されない事や、 トーンが潰れてベタになる場合があるのでご注意ください。

一つの本で異なるサイズの原稿用紙を使用する事も可能ですが、極力同サイズをご使用ください。
また、データとの混在で原稿作成する場合、データ原稿は紙原稿と違い縮小・拡大が出来ません。
データ原稿は、必ず発注される本の仕上がりサイズで作成してください。

■原稿用紙別のサイズと縮尺率

原稿用紙別サイズ縮尺率


作成前の注意点

【画材について】
 インク・ペン等は黒の濃度が高い、極力真っ黒な画材をお使いください。

画材

【主線・下書き・枠線についての注意点】
 [ボールペン]・[鉛筆]・[水性ペン]・[薄墨]・[グレーのペン]等は印刷には不向きな画材です。
特に、[鉛筆]・[薄墨]・[グレーのペン]等、肉眼で見てあきらかに黒色ではない画材では印刷には殆ど再現されず、部分的に汚れの様な状態で印刷に出てしまう危険性があります。

[水性ペン]でペン入れした場合、元の黒色の濃度が高くても消しゴムをかけると黒のインク濃度が下がってしまう為、線が飛んでしまう危険性があります。
こういった画材は極力ご使用いただかないのが一番安全ですが、やむをえず使用される場合には、あまり強い力で消しゴムをかけない等の注意をお願いいたします。

[鉛筆]を下書きで使用した際に下書きの鉛筆線が残っていると、当社での製版作業時に部分的に取り込まれた鉛筆線が、汚れの様に印刷に出てしまう可能性があります。
ペン入れ後に下書きの鉛筆線は、必ずよく消してください。

下書きやトーン指定に濃い色の色鉛筆を使用すると、濃度によっては印刷に出てしまう危険性があります。特に、濃い濃度のトーン下に書かれた指定は印刷に出る危険性が高くなります。
どうしてもご使用になられる場合は、薄い黄色・水色で力を入れず描いてください。
また、蛍光ペンの黄色は比較的安全です。

【ベタについての注意点】
水分を多く含むものでベタを塗ると、水分で原稿が波打ってしまい作業が困難となります。
原稿用紙の中で高低差が出来てしまい、スキャン時のピンボケの原因にもなってしまいます。
油性インク等の、原稿が反りにくい画材をお使いください。
また、広い面にベタを使用される場合には原稿用紙に黒の色紙や黒のカラートーン等を貼り付けていただいてもかまいません。

【プリントしたものを原稿として使う場合】
プリントしたものを原稿に使用する場合、必ず黒1色で出力してください。
※製版機の性能上、黒以外の色は再現されない為
絵柄だけでなく、写植文字の場合も、カラー出力だと文字の線が非常に飛びやすくなります。
こちらも出力の際は必ず黒1色で出力してください。

万が一カラーで出力してしまった場合は、コピー機の濃度設定を濃い目にし、その状態で一旦コピーを取ったものをご使用ください。

また、黒で出力されたものであっても、網の形状や絵柄によって再現出来なかったり、文字の場合は極端に細い部分のある書体はその部分が飛んだり、白抜き文字で極端に線の細い書体・細かい白抜き文字は潰れやすくなります。

パソコン等で入力されたものを出力する際に普通紙を使用されると、インクがにじんで文字がぼやけたり潰れてしまいますのでお気をつけください。

■カラーで出力された文字

カラー文字

■白抜き文字

白抜き文字


スクリーントーンについて

【トーンを購入される際の注意点】
同じ線数・濃度のトーンでも、販売しているメーカーや印刷により品質が大きく異なります。
購入される際には下記の点にご注意ください。

【良質なもの】
・トーンを形成しているアミ点の形状が綺麗な円形をしている
・一つのシートで印刷の濃度が均一である
・点が細か過ぎず、また、柄トーンの線が細すぎない

【印刷に不向きなもの】
・トーンを形成しているアミ点の形状が綺麗な円形をしてない
・トーンの点、一つ一つの中心部分がグレーや白抜けに見える
・グラデーションのアミ点の形状が円形ではなく四角で、濃度が高い部分の抜けが極端に細い
・一つのシートで印刷の濃度が均一でなく、一部グレーの様に見える部分がある
・点が細かく、また、柄トーンの線が極端に細い

■印刷に不向きなトーン

不向きなトーン

【トーンを使用される際の注意点】
トーンは必ずしっかりと圧着してください。
原稿用紙との間に空気が入っていたり、圧着が不十分ですとベタや線がキレイに出なかったり、当社に原稿が届くまでの発送途中や、製版作業途中にトーンが剥がれてしまう危険性があります。

圧着には「トランサー」など、滑りが良くトーンや原稿を傷つけない物を使用してください。
トーンを圧着する際、先のとがった物で強くこするとトーンの印刷が剥がれてしまったり、原稿自体を痛める危険性があります。

濃度が高いトーンの重ね貼りは、圧着されていても下のトーンや線が再現されにくく、印刷で潰れてしまう可能性もあり、あまりおすすめできません。
主線や枠線など、絵柄の線をしっかりとした黒のインクでご作成いただいている場合には濃度の高いトーンもある程度の再現が可能ですが、絵柄がグレーがかったものや黒の濃度が低めのインクで作成されていると、できるだけ絵柄の線が印刷に出るように優先して作業を行ないますので、濃度の高いトーンは比較的潰れた状態で印刷に出てしまいます。

トーンや写植を固定する為に、メンディングテープ・セロハンテープを使用すると、上から一枚不透明なフィルムを被せた状態になり、テープを貼った部分と貼ってない所で濃度が変わります。
そのため貼った部分の絵柄や文字が掠れたり、場合によっては印刷に出なくなってしまいます。
またトーンの濃度も変わる為、貼った部分だけが他とは違う段差のような状態で印刷に出る可能性がある為、おすすめできません。

濃度の高いトーンの下にある白の修正インクも、印刷で色の違いとなって再現されてしまう可能性があるので、ご注意ください。

■細い線と濃いグラデーションが混在する場合

細い線と濃いグラデ

■トーンの上にメンディングテープ等の不透明シールを貼った場合と高濃度・低濃度の再現について

トーン見本


多色刷り原稿の作成

多色刷りの原稿について

多色刷りの原稿は、1色ごとに1枚の原稿を、刷り色に関わらず必ず黒一色で作成してください。
原稿作成時には原稿を重ねて光に透かして見るなどして、トンボを合わせた状態で絵柄や文字にズレが無いか、よく確認してください。

当社での作業時に原稿用紙のトンボを基準として、各色を重ねて印刷を行います。
私製の原稿用紙の場合にもお客様の手書きトンボを基準に作業を行うので、トンボ線のゆがみやズレが無いようご注意ください。

各色ごとに別メーカーの原稿用紙を使用された場合、仕上がりサイズが同じ原稿でも用紙のどの位置にトンボが印刷されているかは、メーカーによって異なる場合がございます。
原稿を重ねて見る際には用紙全体のサイズで合わせるのではなく、必ず用紙内のトンボを合わせた状態でご確認ください。

重ねた際のイメージがしやすいよう、原稿用紙としてトレーシングペーパーを使用する事も可能ですが、その際に使用するトレーシングペーパーは、必ず厚手のものをご使用ください。

あらかじめそれぞれの色が若干重なるように作成すると、多少のズレが生じても影響がありません。

■多色刷り原稿の作成例とポイント

多色刷り原稿