【同人誌】カラー印刷とモノクロ印刷の比較とおすすめフォントサイズ

カラーとモノクロ、どちらの同人誌にするべきか迷っている方は多いでしょう。カラーとモノクロでは、出来栄えだけでなくコストの面でも大きな違いがあるのです。

こちらでは、モノクロ印刷とカラー印刷のそれぞれのメリットと注意点と、おすすめのフォントサイズについてご紹介いたします。

カラー同人誌とは違う魅力!モノクロ印刷のメリットと注意すべき点

モノクロ印刷のメリット

同人誌のモノクロ印刷は、印刷コストを大幅に抑えることができるというメリットがあります。印刷部数が少ないのであれば、モノクロとカラーでかかるコストはそれほど変わりません。しかし、同人誌のように部数を大量に印刷する場合に関しては、かなりのコストの違いが生まれます。

また、カラー印刷に比べモノクロ印刷は、納期が早いのも強みです。これはモノクロ印刷のほうが印刷所の手間がかからないという理由もあります。

さらにこちらで色の細かい指定をしないため、おおよそ思った通りの同人誌が出来上がるというメリットもあります。

しかし、モノクロ二階調を利用した場合に関しては、トーンを貼った後に拡大や回転をすると網点が綺麗に仕上がらないモアレという現象が起こる可能性があります。それには注意しましょう。

【同人誌】カラー印刷のメリットと注意すべき点

カラー印刷は同人誌としての見た目が非常によくなります。カラー印刷にするだけで、購入してみようと考える人もいるくらいです。同人誌にしたときの達成感もカラー印刷のほうがあるといえるでしょう。

カラー印刷には、上記のようにメリットも大きいですが、一方で注意すべき点もあります。カラー表現には、RGBとCMYKの2種類が存在します。仮にRGBで表現されたデジタル原稿を、CMYKの表現で印刷した場合、再現できない色域がありやや暗くなるといった現象が生じることがあります。カラー印刷に用いる原稿を作成する際は、原稿作成のソフトの設定を確認しておきましょう。

【同人誌】カラー印刷・モノクロ印刷の本文のおすすめフォントサイズとは?

おすすめのフォントサイズについて

同人誌のフォントサイズについてですが、A5原寸で8~10ptくらいがおすすめです。しかし、あくまでもこれは一般的な話です。フォントサイズは、同人誌の表現方法の1つです。フォントサイズを大きくすることで、より強い表現にすることも可能です。逆にフォントサイズを小さくすれば、弱々しい表現にもなるでしょう。

このように、どのフォントサイズが適切かは一概に判断できません。どういった内容を表現したいのかによっておすすめのフォントサイズは異なります。しかし、あまりにも小さすぎると読めないという問題が発生してしまいます。そのため、最低でも8ptくらいにしたほうがよいでしょう。

また、原稿によってもフォントサイズは異なってきます。実際に様々なフォントサイズを試してみて、吹き出しの大きさとの兼ね合いはいいのか、読みやすいのかなどを確かめてみましょう。

試行錯誤をすることで、その本にあったフォントサイズが見つかります。

【カラー・モノクロ同人誌】同人誌によって何が適正かは異なる

同人誌というのは創作物です。そのため、印刷方法からフォントサイズに至るまで、これといった正解がありません。自分なりの正解を見つけるためには、様々な方法を試してみて探していくしかないのです。

一般的なフォントサイズよりも大きいけど、自分の本にはそれがぴったりと感じるのであればそれが一番です。自分も読者も納得のできる同人誌作成を行いましょう。

同人誌の印刷でご不明な点がありましたら、サンライズにご質問ください。質問は随時受け付けています。